スワローヨット   英国


スワローヨットは、マリン合板を使っての自作ヨットのキットや建造図面の販売から始まった小さなビルダーです。

従いまして、今でもエポキシとマリン合板を使ったモデルの建造も続けています。近年はFRP製のモデルも増えてきましたが、同じモデルでもエポキシウッド製は高額ではありますが、完成重量はかなり軽くなります。

どのモデルもトレーラーで牽引する事を前提に計画・設計と建造がなされ、それゆえのウオーターバラストとセンターボードを基本としたユニークな艇となっています。クラシックな雰囲気のスタイルに、最新の建造方法や帆走性能を確保する技術が注がれています。海岸沿いに旅をして、気に入った安全な砂浜で夜を過ごすといった航海は最高の日常からの脱出となるでしょう。

スワローヨットの各モデル

   スワローヨットのモデルには、キャビンを持たないベイレーダーやストームといったいわゆるディンギーと、

キャビンを備えたベイクルーザーシリーズがあります。またその中間にベイレーダー20の艇体を利用した   

          小さな物置的なキャビンを備えたエクスペディションというモデルがあります。

      また、マリン合板を使った自作キットを開発して販売していたルーツがあり、FRP化の方向は確かですがいく

      つかのモデルはウッドエポキシ工法で作られて、FRP艇より高価ですが30%ほどは軽量な仕上がりになり

   ます。クラシカルなスタイルを守りながら最新の設計や工法を使って、安全で高性能な小型ヨットを提案してい

          ます。

ディンギーシリーズ

ベイレイダー 17・20

ストーム 17

ストーム 23

エクスペディション

ベイレーダーエクスペディション

ストーム 23

ベイクルーザー

ベイクルーザー 20

ベイクルーザー 23

ベイクルーザー 26


コースト250の登場

高性能なセーリングクルーザーでありながら、大馬力船外機(70Hp)を搭載すれば15ノットの機走性能を発揮する革新的な艇が、英国のスワローヨット社から発表されました。両立し難いこの2つの性能を妥協なく実現するために、新しい船型と重量管理から理想的なエンジン配置にカーボンリグの装備などの開発が進められました。26フィートまでのウオーターバラストやリフティングキールを装備したトレーラーブルヨットで好評を博し、実績を積んできたスワローヨットの新しいコンセプトヨットシリーズである<コースト>シリーズの第一弾としてコースト25が登場します。



 

モダンで高性能を実現するカーボンマストを使用したリグプランは、シングルハンドを想定した扱いやすいデザインです。

船尾が沈まない理想的な重量配置と、ピッチング時にもプロペラは深い位置にとどまる船外機は、9、9馬力の通常サイズでも十分な機動力を発揮します。

インテリアも独立したトイレを備え、大人4名がオーバーナイトが可能なバースやギャレー設備は、高い居住性を提供しています。また、キャビントランクの3方をめぐる窓は明るく、開放的なものとしています。