メインセールレイジーバッグ

ヘッドステーにジブファーラーがすごい勢いで取り付けられたのは約30年前の事です。そんなにジブセールの脱着が嫌だったのか?という程の普及速度でした。同時にメインセールも何とかならないのか?というのは自然な要求なのでしょう。ラフのボルトロープがスライダーになり、メインセールはマストとブームから外されることが無くなりました。その状態用のメインセールのカバーが出来、前後してレイジイジャックも導入された結果、カバーとレイジージャックの機能を兼ね備えジッパーでメインセールの開閉を行う当時のドイルセールが特許を取ったスタックパックが生まれました。現在のメインセールレイジーバッグのルーツはこれです。

究極の形はインブームメインセールファーラーなのでしょうが、40フィート以下の艇では、このスタイルの軽便性が評価されています。

ジブファーラーと、レイジーバッグに収納されたメインセールの組み合わせは、セーリング前後の準備時間と手間を半減させました。

 

ブームレイジイバッグやスプレイフードにビミニトップ等、いわゆるキャンバスものは快適なセーリングに欠かせませんね。以前は青色が主流でしたが最近は色に拘った注文も増えてきています。ファーリンングジブのUVカバーなどと色を合わせるとオシャレですね。